その棒は、箱をかつぐために、箱の両側にある環に通す[出エジプト記25:14]
箱の4本の足には4個の黄金の環が付いており、アカシアの木を金で覆った棒を環に通して、箱を運ぶようになっていました。棒は箱の環に通してまま残され、そこから取り除くことは許されません。これは、箱がいつでも持ち出される可能性があったことを意味しています。箱には二つの用途がありました、ひとつは、これは礼拝の中心であり、神と人間が出会うすべての場所の中でもっとも神聖なところに置かれていたのです。神を礼拝したいと望むものであれば、誰でも箱の前に行かなければならず、この箱無しでは礼拝は不可能だったからです。一方で、箱は神の人々への導き手として用いられました。箱が先頭を行き、イスラエルの人々が後を追ったのです。彼らは自分で行きたいところ、どこへでも行けたわけでありません。先頭で導く箱の後を付いていくよう求められたのです。これは、キリストが私たちの前で行く手を導いてくれることを象徴しているように見えます。
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