2015年9月21日月曜日

9月21日

世をも、世にあるものをも、愛してはなりません。もしだれでも世を愛しているなら、その人のうちに御父を愛する愛はありません[1ヨハネ2:15]

ある時、絵画展が開かれました。その中で一枚の絵が、寓話的にキリスト者を表現していました。絵の中では、子供の好きなおもちゃがたくさん、当たりに散らばっていました。しかし、子供は、そのどれにも気に止めていないようでした。代わりに彼の目は、窓に釘付けになっており、手を窓の方に伸ばしていました。その絵を、離れたところから見ても、なんの意味があるのか分かりませんが、近づいてみると、きれいな小さい鳩が一羽、窓の敷居にとまっていることに気付きます。そして、絵の下の非常に長い説明があり、小さな可愛い鳩が欲しいばかりに、その子供はどんなおもちゃもいらなくなったと、解説しています。ここから絵に隠された意味が明らかになります。すなわち、もっとも優れたものを手に入れるために、他のものすべてを捨てなければならないのです。神は、私たちに何かを捨てるように強制することはありません。代わりに、私たちの目の前にもっと優れた何かをおきます。もっと優れたものを手に入れるために、人は自然に、意味のない多くのものを捨てることになります。

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