イエスは、弟子たちが、向かい風のために漕ぎあぐねているのをご覧になり、夜中の三時ごろ、湖の上を歩いて、彼らに近づいて行かれた[マルコ6:48]
夜中の三時ごろと言えば、夜のうちでも最も暗い時間であり、夜が終わりかけているときでもあります。私たちが前へと進まなければならないのはまさにこのような時です。私たちはみな、誘惑とこころみがあることは、よく理解しています。しかし今、最も危険なのは、少しだけ冷めてしまうこと、多少の妥協を許すこと、そして、居眠りしてしまうことです。私たちは本当に疲れているから。初めは、立ち上がるだけの力がありました。私たちが、愛で捉えられていたからです。しかし、その後、非常に長い時間が経つと、あまりにも苦しみが大きくなったため、簡単に冷めてしまうようになりました。
ある兄弟がかつてこう言われました。50歳を超えてもまだ主のために熱心に働いている人など、もう滅多にいなくなった、と。情熱と信仰の深さは少しずつ冷えてきますし、これは他のどんな誘惑より抗いがたいものです。罪に打ち勝つことは可能です。しかし、風に向かって舟をこぎ続け、冷めないでいることはほとんど不可能です。
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