そのころ、ヘロデ王は、教会の中のある人々を苦しめようとして、その手を伸ばし、ヨハネの兄弟ヤコブを剣で殺した[使徒12:1,2]
今日、多くの人がパウロの書いた素晴らしい手紙を喜んで読み、ペテロの偉大な働きを聞き、ヨハネの見た驚くべき啓示を知ります。しかし、パウロに仕えたヤコブのことは簡単に忘れてしまいます。しかし、この事実を見落とすことはできません。ヤコブが身をもって現すものが、神のすべての働きの土台となっています。
ヤコブの苦しみが存在しなければ、主は満足されません。主が、この世界に入って来られたその時、私たちの主イエスは、拒まれた者の側に立っていたからです。それゆえ、主とともに苦しみを味わわなければ、私たちがどれだけ善行を積もうと、主の心を満たすことはできません。ペテロ自身がかつて、こう宣言しました、『このように、キリストは肉体において苦しみを受けられたのですから、あなたがたも同じ心構えで自分自身を武装しなさい』(1ペテロ4:1)。苦しむことによってはじめて、私たちはあらゆるものを克服し、神の永遠の目的を達成できるのです。
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